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かじりアト

ややオタク寄り。平凡アラサーOLの独り言

「太陽のパスタ、豆のスープ」宮下奈都 感想

今年の本屋大賞に輝いた宮下奈都さん。受賞作である『羊と鋼の森』はぜひ読んでみたいと思っているのですが、私は結構頑なな文庫本派。ハードカバーは持ち歩きが大変だし、本棚も場所取るし、よっぽどのことがない限り買いません。ただそうするといざ手にす…

「ゴールデンスランバー」伊坂幸太郎 感想

大学時代、普段は落ち着いているサークルの先輩が、その日に限ってはものすごく興奮した面持ちで部室に飛び込んできて、「とにかくこの本は面白いのだ」と熱弁していた一冊。それが、伊坂幸太郎さんの「ゴールデンスランバー」でした。ずっと気になりつつも…

「すべてがFになる」森博嗣 感想

※注意※ ネタばれあります。 500ページという分厚い文庫に、余すところなくぎっしりと詰め込まれた本作品。久しぶりにこれだけ読み応えのある肉厚な作品と出会いました。もちろんただ肉厚なだけではなく、これまで聞いたこともないような、ありえない事件が発…

「ハーモニー」伊藤計劃 感想

なんだか最近伊藤計劃さんだらけになってきている気がする…。笑でもいま一番気になるのだもの、仕方がない。 以下、ネタバレ含みます。 「ハーモニー」は人類最後の意識のお話でした。超高度医療社会、人類皆が体内にWatchMeという監視システムを導入し、ほ…

「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」七月隆文

たまには恋愛小説を読んでみようと思い、本屋さんで推されていたこちらの本をピックアップ。いつもならあまり手を伸ばさないジャンルですが、タイトルの意味が知りたくて購入決定です。 ちなみにこの本を読む前は伊藤計劃さんの「虐殺器官」を読んでいたので…

「虐殺器官」伊藤計劃:いま自分の目に見えているものは…?

春頃に映画化のニュースを受けて、その前に一度原作を読みたいと思って購入。 しかしながら、前半部分で思いのほか読み進めるのに時間がかかってしまい、ならば映画で補完すれば良いかとしばらく放置していたのですが、最近になって今度はアニメ制作を手掛け…

「狐笛のかなた」上橋菜穂子

本屋大賞を受賞した「鹿の王」が最近気になっているのですが、私は断固とした文庫本派(持ち歩きがどうしてもしんどくて…)。ならば他の上橋菜穂子さんの作品を!と思ったものの、「守り人シリーズ」や「獣の奏者」は巻数が多くて、なんとなく手を出しづらい…

「その女アレックス」ピエール・ルメートル、橘明美訳

本屋で最近よく見かける刺激的な表紙の一冊。 普段あまり外国人作家さんの本は読まないのですが(訳文がどうしても読みづらくて…)、「その女アレックス」は訳し方が上手く、物語がすんなり頭に入ってきました。 橘明美さん、良い翻訳家さんです。 本作は全…

「漁港の肉子ちゃん」西加奈子

肉子ちゃんはすべてを洗い流す。 「肉の神様」と勘違いされるほどの、ふくよかなビジュアル。 いつも語尾に「っ!」がつく話し方。 「自ら大きいって書いて、臭いって読むのやから!」など、本人は好きでしっくりきているのであろう、唐突な漢字の話。 眠る…